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10.18. 2014 [ LIFE ]

夢が叶う瞬間

松本幸四郎、息子・染五郎の“弁慶”役に感慨「夢がかなった」

 

染さま、初日を迎える前に、すでにうれしくて、うれしくて泣いてるのね(^^)
この年齢で弁慶初役というのは相当なプレッシャーだと思うけれど、それにも勝るほどの喜びなんですね。

「初役の弁慶という域ではないもので、初日を迎えられるように」
初日はたくさんの染ファンがつめかけるだろうけど、きっと泣いてしまうよね。
なんというか、誰かの夢が叶う瞬間に立ち会えるって、絶対いいエネルギーもらえるし、その瞬間の歌舞伎座の空気が想像できる。
考えるだけでドキドキするもの。
私も11月何回、染弁慶を観られるかな。

NHK「あさイチ」のプレミアムトークに染五郎さんが出演された回、録画しておいたのを観ました。

幸四郎さんの弁慶は何度も観たけれど、映像で白鷗さんの弁慶が観られたのが嬉しかった。やっぱり、役者によって全然違う。
何より、ご自身はすでに1000回以上演じられている幸四郎さんが、高麗屋の芸である弁慶を41歳にして初めて演じることになった息子へのメッセージ。なんという親子関係なんだろう。うるうるしてしまった。

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まず、勧進帳の弁慶を初役で務めることができましたね。照薫おめでとう。よかったね。

僕は16歳の時に初めて、子ども歌舞伎教室で(弁慶を)務めて、それからずいぶん務めましたけど。彼にとっては、きっと早くやりたい、早くやりたいと思っていたでしょう。
若いころにがむしゃらになんでもやるのではなくてね、ある程度色んな歌舞伎の役を勉強した上でやるっていうのも、ひとつのやり方だと思いますから。それは、彼もよくわかっていると思います。

常々僕はね、歌舞伎役者として一人前になるっていうことは、手に職をつけるってことだと思うんです。手に芸をつけること。職人になって、初めて歌舞伎役者として一人前になる。

あの、昨今の染五郎の舞台をいろいろ見ていますと、だんだん、手に職がついてきたんですよ。
その上での弁慶なのでね、ちょうどいいタイミングだなと思って。
お父さんはね、君の初舞台以来、今日まで歌舞伎を、一生懸命やってきたのは、この日のためなんだよ。
君が、いつの日か、歌舞伎座で、弁慶を、勧進帳の弁慶をやれる。そういう日が来る、この日のために、お父さんは今までね、歌舞伎を一生懸命やってきました。
これからも、お父さんはもう70過ぎて、年取ったけども、でも、がんばりますよ。親子といえども、ライバルだからね。
お互いに勉強して、切磋琢磨して、そして歌舞伎のために、一生懸命がんばりましょう。

おめでとう。

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この日のために今まで歌舞伎役者をやってきた…とまで、おっしゃいました。
それくらい高麗屋にとっては大きなお役ということなんですね。