おしゃれなばあちゃんを目指す

そういえば、あまり若い頃の話はしたことがありませんが…着物にまったく興味もなくアメリカで働いていた20代の頃、ブランドものの洋服を着て（しかも、全部自分サイズにお直しもして）、ブランドバッグ、時計をして…美容院に行くためだけに飛行機でニューヨークへ行き、連休があればヨーロッパへ行き…今では本当に自分でも考えられませんが、そんな生活をしていました。ホント信じられない…。その後、専業主婦やってたりした…のも信じられない。
飽きのこない良いモノを長く大切に使う…と思っていたものの、やっぱり、どこか不釣り合いな気がしていたんでしょうね。日本に帰ってきて、30歳から着物を着るようになってから、まったくブランドモノに興味がなくなり身につけることもなくなってしまいました。ほとんど処分してしまったんですが、カルチェの時計とケリーバッグだけがクローゼットの中で20年近く眠っています。ケリーバッグは1回使っただけで、あとはそのまま。時計は、着物を着るようになってからしなくなったので、もう何年も止まったままです。
そんな私が先日ティファニーに行って結婚指輪のサイズ直しに出したり、今日はカルチェの時計を電池交換だけじゃなくコンプリートサービスをお願いしてきました。カルチェのお姉さんに、今はなきデザインの時計なので『よく、こんな良い状態でずっと持っていたわね』と褒めてもらいました。
実は、もう一度クローゼットから出してこようと思ったきっかけになった本が、この『Advanced Style』。60歳～100歳のニューヨーカーのおばあちゃんたちのファッションをおさめた写真集。この本大好き。重ねた年齢もしわさえも愛おしい。そして、さりげなくシャネルのバッグやケリーバッグを持っているおばあちゃんたちがとっても素敵で、私も彼女たちのように60代か70代までに素敵に持てるように…そこ目指そうと。

日本のファッション雑誌などによると40代でケリーバッグなんて書いてありましたが（ホント？）、いや、私にはまだ全然しっくりこないです。このおばあちゃんたちのしっくり感と言ったら！
おしゃれなおばあちゃん目指そう。