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12.1. 2017 [ LIFE ]

高麗屋三代同時襲名披露祝賀会

忘れないうちに高麗屋三代同時襲名披露パーティー。お招きいただいたものの、10月帰国したばかりでしたし迷ったんですが、次の高麗屋の襲名披露がある頃には、もう生きてるかどうかわからないので、今回はアメリカから駆け付けました。行って良かった。
華やかで、穏やかで高麗屋さんらしいパーティーでした。

小泉元首相、王貞治さん、北大路欣也さん、水谷豊・伊藤蘭さん夫妻、名取裕子さん、コロッケさん、ロバート・キャンベルさん、みのもんたさん、茂山逸平さん、尾上菊之丞さん、新感線のいのうえひでのりさん、中島かずきさん…他、私が見かけただけでもたくさんの著名人。
歌舞伎界からも坂田藤十郎・扇千景さん夫妻、仁左衛門さん、菊五郎・富司純子さん夫妻、愛之助・藤原紀香さん夫妻、芝翫・三田寛子さん夫妻、菊之助さん夫妻、中車さん…その他若手もたくさん勢揃い。
総勢1400名もの招待客です。
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襲名のお祝いのスピーチ、三代それぞれのご挨拶、乾杯、お三方が会場内をぐるぐる歩きながらみなさんにご挨拶・・という、とても和やかなパーティーでした。私も歌舞伎を通して出会った方々に、久しぶりにお会いできて嬉しい時間を持てました。

印象に残ったことをいくつか。
幸四郎さん、染五郎さん、金太郎さん、それぞれが新たな名前を襲名する心構え、1月2月の襲名興行のお役についてお気持ちを語られました。

白鸚となる幸四郎さんは75歳。お若いし、オーラが半端ないのですが、会場で誰よりも頭を下げていらっしゃいました。さすがです。

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染五郎さんは前日に千秋楽を迎えた染五郎としての最後の公演を振り返って「明日はもう少し、明日はもう少しできる・・と毎日そう思いながら務めていたけれど、とうとう終わってしまいました。なので今は反省のみです」と。今までも、よくこうおっしゃるんですが、私が尊敬してやまないのはこういうところ。誰かと比べて上を目指すのではなく、昨日の自分と比べて、もう少し、もう少しと努力していく。歌舞伎職人になると宣言されてましたが、きっとこれからもコツコツと精進されていくんだろうなぁ。

「妄想歌舞伎」では何度も「幸四郎になっても何も変わりません」とおっしゃっていましたが、染五郎としての最後の公演を終えて、気持ちがすでに幸四郎へ向かっているからか、もう立ち姿が大きく立派に見えました。これが名前を継ぐということなんですね。
「これからも高麗屋、藤間家の芸の力が、歌舞伎の戦力になることを信じて天に向かって歌舞伎を務めたい」と締めくくりました。

シャイで物静かな金太郎くんは記者会見などでも言葉少ななんですが、この日は緊張しながらも堂々と語りました。襲名披露公演では、1月は勧進帳の義経、2月は現染五郎も襲名の時に演じた仮名手本忠臣蔵の大星力弥を演じます。夢は弁慶(お父さんと同じ(笑)、高麗屋の芸を継いていくことを誓っていました。金太郎くんが弁慶やる時まで長生きしよう。

最後にいただいたお土産。
どれも素敵で使えない。ましてや3人のお顔のおせんべいなんて食べられない!
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来年1月から始まる襲名披露興行・・アメリカからどれくらい追っかけられるかわかりませんが、
1月、2月の歌舞伎座、4月の御園座、7月の大阪松竹座は・・演目的にもなんとかして行かねば(行けるのか?)と思っています。

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この日は20代後半、結婚まえに誂えた訪問着を着ていきました。
誂えた当時、「まだ若いのに、こんな地味な!」とさんざん叔母にも、店の方にも言われましたが、どうしてもこの若草色がよくて染めてもらいました。今回はなんとなく・・直感でこのパーティーには、この着物を着たいと思ったので、直感に従いました。

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そして、ずっと私の本の担当をしてくれている小学館の長尾さんと、この日をしみじみいろんな思い出とともに過ごしました。
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