2014-11-08

染弁慶帯

勧進帳のすぐ後、ご挨拶。
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昔から贔屓にしている役者を応援する気持ちで、役者にちなんだ柄の着物や帯を作ったりしたようです。
海老ちゃんの時に海老柄の帯されてる方、よく見ますね。
私も古着で見つけた成田屋の三升柄の帯や鏡獅子柄の帯を持ってます。
奈良の東大寺で幸四郎さんの1000回目の弁慶を拝見した時から、
染五郎さんが弁慶をされる時は、染弁慶帯を作ろうと思ってました。
歌舞伎帯って渋いのが多いんですが、トリエさんとコラボした染弁慶帯、
パッと見て染弁慶とわかりすぎても野暮な気がしたので、あえて弁慶と
同じ色にならないよう優しい感じにしてもらいました。
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こういうのが着物の楽しいところ、歌舞伎の楽しいところ。
で、昨日、この染弁慶帯をお見せしました。
「可愛いねー(帯が…笑)」と言っていただいたので、
「これから染五郎さんが弁慶をされる時にはコレ締めます」と言ったら、
「26回だけだよ」とまたご冗談を(…解説しますと、26回というのは、
今月公演で終わりだよ…という意味ですね)。
いやいや、これから100回、1000回とやっていただかないと。
昨日は、
半衿は、昔、二葉苑さんで染めた紬地の更紗柄。
帯留は、幸四郎さんにちなんで松の帯留。
帯の格子は、高麗格子ではなく弁慶の格子(翁格子)、三ツ銀杏に梵字。
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それにしても、なかなか染弁慶、好評です。
歌舞伎座11月公演 染五郎、初役で見事な弁慶

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